あなたは普段コーヒーを何杯飲みますか？
人によっては1日４〜５杯は飲むという人もいると思いますし、全く飲まないという方もいると思います。

というのも、腰痛について様々な論文を漁っていたところ面白い研究データを見つけたのでそれを紹介します。

結論を先にお伝えすると、コーヒーの飲み過ぎが腰痛の原因になるかもしれないということです。

この研究によるとカフェインを大量に摂取する人は腰痛に2倍もかかりやすくなるとの報告がされています。
理由として「カフェインは筋肉を硬くする」「カフェインでカルシウムが減る」ということが挙げられています。

カフェインを摂取することで体の臓器の「副腎」というところに負担がかかります。
副腎の主な役割として体の中の血圧、血糖、塩分濃度のバランスを整え、体を一定の状態を保つ役割があります。

つまり、この副腎に負担がかかりすぎることで血中バランスが崩れ、筋肉などに老廃物が溜まることで痛みにつながりやすくなるということです。

しかし、カフェインを定期的に摂取することで健康になるというデータもあります。
ですのでこの「カフェイン＝痛みを増す」という結果は個人差があるということになります。

元々カフェインに弱いという方はカフェインによって副腎に負担がかかりやすい体質です。

もし、自分が強いのか弱いのかがわからないという方は1週間カフェインを断ってみて体の調子が良くなった場合はカフェインに弱い可能性があるので、そこはご自身で確認しながら行うことがいいと思います。

今回はこれで以上となります。
今後もこのように日常で役に立つ情報や、ご来院いただいている患者様から実際にあった質問に対しての答えを定期的に発信していきます。

ですので、定期期にチェックしてみてくださいね！