あなたは肩が固まって動かなくなってしまった時に何をしますか?
多くの方は肩を回したり、揉んだりと動かすことが多いと思います。
しかし、闇雲に肩を回したり揉んだりしても四十肩や五十肩が改善することはありません。
なぜかというと、四十肩・五十肩の多くの原因は筋肉以外のところに原因があることがほとんどだからです。
筋肉以外とは何かというと、関節包です。
関節包とは関節を包んでいる袋のことです。
この関節包に何かしらの傷がついてそこを修復するために関節を動かせないように固めてしまっていることが原因です。
イメージとしては、傷口にカサブタができているようなイメージです。
カサブタを無理に剥がすと傷が治る速度は格段に落ちますよね。
それが肩に起きているのです。
ではなぜ肩の関節包に傷がついてしまうのか?
それは筋力が弱いことが1番の原因です。
具体的にどこの筋力が弱いとなるかというと、肩の筋力はもちろん、体幹(お腹周り)の筋力です。
「え?体幹も!?」
そういう声が聞こえてきそうですね。
そうなんです。体幹の筋力も肩には大きな影響を与えているのです。
例えば背中にある広背筋という筋肉です。
広背筋は骨盤から肩の内側までついています。
他にも前鋸筋という筋肉もです。
これは脇の下の筋肉なのですが、この筋肉は肩骨骨の内側から脇の下の肋骨までついています。
このように体幹と肩は密接に関係しています。
逆にいうと、肩が動かないからといって肩だけをマッサージしていても、またいずれ症状が顔を出してきてしまい、一生付き合っていかなくてはいけない状態になるのです。
四十肩・五十肩で悩んでいる方にとっては震えるくらい恐ろしい話だと思います。
ですので、適切な治療を受けることが1番の近道になることは間違いないです。
もし現在、肩の症状でお困りの方はぜひ1度ご連絡ください。