毎日の新聞の中に入っている折込チラシ。その中でよく見かけるサプリメントの通販広告。
広告の文章を読んでみると膝の痛みがなくなったとの声や、軟骨が増えたとか様々な事が書かれていて、正直何が良いのかわからないことってよくありますよね。
そこで今回は、サプリメントを飲んでみたいけど本当に効果があるのか知りたい、効果があるとしたらどんなサプリメントを飲むと良いのかを知りたい、という方へ向けた内容になります。
コラーゲン系のサプリメントについて
厚生労働省の健康情報サイトによるとコラーゲンとは、人の皮膚・血管・じん帯・腱・軟骨などの組織を構成する繊維状のタンパク質のことを言います。
コラーゲンのタンパク質は主に肉や魚などから摂取する事ができます。
サプリメントとはこのコラーゲン摂取を補う役割があるので、サプリメントだけ飲んでいれば肉や魚などを食べなくても良いというわけではありませんので注意が必要です。
ではこのコラーゲンを摂っていると、膝の軟骨が増えたり、腰の痛みが消えるかというとこれは疑問が残ります。
なぜなら、コラーゲンを摂取したところで膝や腰単体にだけ効果があるわけではないからです。
食物は人の胃のなかで分解されます。分解された後は血液の中を通り各組織に送られてそれが栄養となるのです。
血液は全身を巡るので、膝だけ腰だけに集中するということはまずありません。
つまり、コラーゲン等のサプリメントを飲んだからといって関節の痛みが取れるというわけではないのです。
じゃあ飲まない方がいいのかというとそうでもありません。
年齢を重ねてきたり、元々少食で食べることが大変という方が補助的にこのようなサプリメントを飲むことはいいことです。
栄養が足りなくなることの方が体に与えるダメージは大きくなってしまうからです。
結論、普段から栄養が足りていないという人は補助的に利用してもいいが、痛みを改善したいという目的の人には向かないということです。
プロテインについて
当院ではサプリメントをご来院いただいている方々に勧めることはあまりないのですが、その中でも唯一多くの方々に勧めているものがあります。
それはプロテインです(当院では販売していません)。
なぜプロテインを勧めるのかというと理由は簡単です。
プロテインにはタンパク質が多く入っています。
タンパク質を摂ることで筋肉の回復が早くなるので筋肉がつきやすくなったり、他にも食欲を押さえたりすることもできます。
現代人は1日に摂取しなくてはいけなにタンパク質の量がとても少なくなっています。
原子時代などはマンモスや野生の動物を狩りをしていたので、それが主食と言っても過言ではないくらいの食事をしていたと言われています。
しかし、現代では特に日本では食事が余るほどあります。
本当はありがたいはずのことなのですが、選択肢が多くなっているぶん自分の好きなものに偏って食べてしまいます。
それ以外にもスーパーでパックで売られている肉。
パックに入っている分だけを摂取したら大丈夫だと思いがちですがこれでは足りないのです。
人間が1日に必要なタンパク質量は
体重 × 1.5 = 必要摂取量(g)
となります。
実際に当てはめて計算してみてください。
どうですか?意外と大変だということがわかると思います。
普段の食事では1日に必要なぶんのタンパク質を摂取する事が困難なので、それをプロテインを飲むことでカバーできるのです。
これがプロテインを強く勧めている理由になります。
プロテインといっても種類がたくさんあるので、どの種類のプロテインがいいかということは次回のブログで紹介していきますので、定期的にチェックするようにしてみてくださいね!
今回はこれで以上となりますが、気になることや疑問に思うことがあればLINEからでもお問い合わせができますのでそちらからもご連絡ください。