睡眠不足は良くないです。
そんなことはみなさん知っていますよね。
しかし、本当の意味で睡眠不足のデメリットを知っている人は少ないです。
「頭がぼーっとするくらいでしょ?」
と思っていませんか?
そんな方のために今回は医学的な観点から見た睡眠不足の影響を
紹介していきます。
身体的なデメリット
①太る
睡眠不足が続いてしまうと、
体の中でストレスを感じやすくするホルモンが出てしまいます。
そうすると、いつもならお腹が空かない時間にお腹が空いたり、
食べ出すと満腹感が感じにくくなったりします。
ある研究では、1日に睡眠時間が7時間以下の人は
約8倍も太りやすくなるというデータも出ています。
もしこれを見ている方でダイエットをしている方がいたら
まずは睡眠を見直してみるといいと思います。
②筋肉がつきにくくなる
筋肉は1日の中のどのタイミングで回復するのでしょう?
答えは睡眠中です。
レム睡眠といって夢を見るタイミングの時に、
筋肉は回復をしやすいといわれています。
この時間に成長ホルモンというものが
筋肉の回復を促進してくれるのです。
経験がある方もいるかもしれませんが、
筋肉痛の時は睡眠時間が伸びてしまうのもこれが原因です。
つまり、睡眠時間が少ない人は症状の回復が遅かったり
トレーニングをしている人は筋肉がつきにくくなります。
③風邪をひきやすくなる
2009年の研究では風邪ウイルスに寝不足の人がどれくらい
発症するのかを調べた研究があります。
その結果、睡眠時間が7時間以下の人は、
そうでない人に比べると3倍も発症率が高かったそうです。
これを見てもわかるように、
睡眠不足だと免疫力も低下してきます。
今はコロナウイルスが流行していますが、
睡眠時間を増やすだけでも予防になるということですね。
④肌荒れがひどくなる
先程の筋肉がつきにくくなるというところでも紹介しましたが、
これは肌にも影響があります。
睡眠中に筋肉だけでなく肌も回復します。
よく寝ている人は紫外線のダメージにも強くなり、
傷の治りも速い傾向にあるという論文もあります。
この夏の時期、紫外線も強くなっているので、
充分な睡眠を取ることでこういった肌トラブルにも
対処できるということですね。
以上が睡眠不足による影響でした。
次回は、睡眠不足によるメンタルの影響を紹介していきます。