あなたの周りにも認知症の方、もしくは認知症の可能性があるという方はいないでしょうか?
認知症とは脳の萎縮によって引き起こされます。
萎縮とは、サイズが小さくなり本来の力を発揮できていない状態のことを言います。
脳が萎縮してしまうことで、記憶や感情のコントロールなどができなくなるので今日食べたご飯のメニューが分からなくなったり、突然怒りだしたりとしてしまうのです。
現代の医学では認知症を治すための方法はまだわかっていませんが、予防をしたり進行を食い止めたりすることはできます。
実際に当院へお越しの患者様からも「認知症はどうすればいいのか?」という質問を受けることが多くあります。
そこで今回はランセットという有名な医学雑誌に紹介されていた研究を元に、認知症の発症を40%も下げる方法を紹介していきます。
ランセットで紹介されている認知症になってしまう原因は次の12個があるとのことです。
( )の中の数字は当てはまる原因に当てはまらなかった場合、認知症のリスクがどれくらい下がるかを表してくれたものになります。
例えば、運動不足(5%)と書いていたら、定期的に運動を行なっている人は5%認知症のリスクが下がるということになります。
これを基準に次を読み進めてみてください。
- 若年期のリスク要因
- 中等教育の未終了(7.1%)
- 中年期(40才前後)のリスク要因
- 聴力の低下(8.2%)
- 高血圧(最高血圧が130 mmHgより上)(1.9%)
- 肥満(BMIが30より上)(0.7%)
- 過剰な飲酒(週に21ユニットより上=だいたい1日にワイン1杯か350mlのビール缶1本ちょっとぐらい)(0.8%)
- スポーツや仕事などによる頭部のケガ(3.4%)
- 老年期のリスク要因
- 喫煙(5.2%)
- うつ病(3.9%)
- 社会的孤立(3.5%)
- 糖尿病(1.1%)
- 運動不足(1.6%)
- 大気汚染や副流煙 にさらされたかどうか(2.3%)
もし自分の身の回りの方で当てはまるような方がいたらまずは環境作りから始めて、そこから認知症を食い止めるような治療などを行うことで相乗効果になるかと思います。
当院でも認知症に関する体操等をアドバイスできますので、ご希望の方はぜひ一度お声がけください。
LINEからも相談等できますので、そちらもご利用ください。
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