あなたは普段、どれくらいの量のお酒を飲みますか?
酒も適量なら体にいいんだ!
近年では、お酒は少量でも体には害があるという研究が多く上がっています。
実際に、当院へご来院いただいている方の話を聞いていると、飲み会でお酒を飲みすぎた次の日やその日の夜中に治りかけていた痛みがまた強く出た、という声をよく聞きます。
これは飲み過ぎ問題が原因ではなく、アルコール自体に問題があったということが分かりましたのでそれを紹介します。
癌のリスクが上がる
これは日本の33の病院からデータを集めてわかった事実になります。
その結果、お酒を飲まなかった人ほど癌になるリスクが低かったそうです。
なぜこのような結果が出たかというと研究チームはこのように言っています。
「アルコールは性ホルモンの濃度を上昇させ、これが乳癌リスク増加の一因となる。また、エタノールの代謝物であるアセトアルデヒドは、国際がん研究機関によりグループ1の発がん物質に分類されている。アセトアルデヒドは細胞の増殖を促進し、DNA損傷を誘発する」とのこと。
簡単に説明すると、アルコールを分解すると残りかすが生じます。
その残りかすが体の代謝を悪くするので癌ができやすくなるということです。
つまり、アルコールは少量でも癌のリスクが上がるということですね。
アレルギーが悪化しやすくなる
アルコールを飲むことで体の中の腸内環境が悪化してしまうというデータがあります。
アルコールを飲むことで毒性の強い細菌を腸で増やしやすくなるため、結果的に体の中に有害物質が溜まってしまうとのこと。
その状態が続いてしまうと、腸の壁に穴が開いてしまい、そこから有害物質が入り込み肝臓まで行きます。
肝臓の役割は体の中の解毒作用、代謝などがあります。
この肝臓に有害物質が入り込むことで、肝臓がオーバーヒートしてしまい、体の中の毒を解毒できなくなるのでアレルギーが悪化したりしてしまいます。
つまり、アルコールを飲むことで体全体が炎症を起こしてしまい、結果的にアレルギーなど出やすくなったり、重篤なものになりやすくなってしまいます。
筋肉が付きづらくなる
アルコールは筋肉のタンパク質合成を減らすと言われています。
簡単にいうと筋肉が付きづらくなるということです。
筋肉が付きづらくなるとうことは、筋トレをしてる方が1時間頑張って自分を追い込んだのにも関わらず、その時間が無駄になってしまうということです。
ですので、筋トレをした日はできるだけアルコールは控えることをおすすめします。
今回は以上となりますが、今後も体の知識や、日常で役に立つ情報を発信していきますので定期的にチェックしてみてくださいね